抗生物質やマウスリンスの歯周病に対する効果
歯周病の原因であるバイオフィルムは強固なため。抗生物質を投与しても、投与期間が終わると再び歯周病菌が増え、バイオフィルムは抗生物質前の状態に戻ってしまいます。マウスリンスや含嗽材の効果には限界があります。これらはバイオフィルムの一部にしか効果はありません。
しかし、唾液中の細菌には50-90%の菌を殺す力があると言われています。浮遊細菌は30分-2時間で2倍に増殖するので。2時間もしないうちに元の菌量に戻ってしまいます。
なのでマウスリンスや含嗽材はあくまでも補助的なものです。
現代の科学では、物理的にバイオフィルムを剥がし落とす以外に歯周病を制する方法はありませんので、歯科医院での治療・メンテナンスが重要になってきます。
副院長 梅津幹也
2020年06月23日 08:30