根管治療に使う道具③ CT
CT撮影により、3次元的に立体的な画像を得ることができます。従来のレントゲン写真では2次元的な平面の画像しか得られなかったので、骨と歯の重なりや複雑な形態の場合などは詳細な画像を得られませんでした。
情報が多いことで意図しない治療不足や治療過誤を防ぐことができます。
適用される症例としては、
・すでに根管治療をされているが、治癒が良くない
・痛みなどの症状の原因がはっきりしない
・副鼻腔炎など、歯が原因で起こる可能性のあるものの診断が必要
などの場合に使用します。
しかし、CT撮影は得られる情報も多いですが、X線被ばく量も多くなるため、すべての症例に対して使用する訳ではありません。
必ずではありませんが、状況によってはCT撮影も保険治療にて行うことができます。
副院長 梅津幹也
2021年03月11日 08:30