砂糖の歩んできた道②
日本にサトウキビは中国から入り、奄美大島などで栽培されてました。薩摩藩は奄美の農民からすべて買い上げ、他へ売ることを許可しませんでした。砂糖を大阪の堺に運べば10倍の値段で売れました。
江戸城内でも砂糖が最大の贅沢品で徳川14代将軍の家茂も大好物でした。家茂は21歳でなくなりましたが、31本中30本がむし歯でした。
ただ、サトウキビで得たお金で薩摩藩は軍艦や商船を買い、造船や鉄鋼の近代的な工場を建て欧米へ留学生を派遣しました。これにより財力得て軍事の強化をできたため、この後に起きる薩英戦争にて勝利することができ、これにより日本は明治維新への道を歩み始めます。
現在の日本の繁栄があるほは奄美の砂糖のおかげとも言えるかもしれません。
副院長 梅津幹也
2020年08月17日 08:30