WHOの砂糖摂取の勧告
砂糖の摂取がむし歯に影響することは以前にお話してます。また世界的にも肥満や2型糖尿病が増えており、その現状を打開するために
WHOは成人も子どもも、果物、野菜、牛乳由来の糖分を除いて、1日の糖分摂取を総摂取エネルギー量の10%未満に減らすように勧告しています。さらに5%未満にしたり、1日あたり約25グラム(ティースプーン6杯)に抑えると、さらに健康によいこと、砂糖含有の飲食物に消費は3回の食事を含めて1日に4回までに制限することを推奨しています。
成人の一般的な1日の消費カロリーは、男性で約2500kcal、女性で約2000kcalと言われています。個人差はありますが、平均して2000kcalだとすると、その10%の砂糖量は50gとなり。半分を3度の食事で摂取すると、嗜好品としての限度量は25gとなります。
この量は甘いものが大好きな人には『それしかダメなの?』という量です。今は多くの嗜好品が1パッケージ、1缶にこれ以上の砂糖が含まれることが多く、賢い食品選択と食べるにしても全部食べきらないなど食べ方の知恵が必要になります。
副院長 梅津幹也
2020年07月20日 08:30