コーンシロップを知っていますか?
コーンシロップは加工食品の甘味料として現在広く用いられており、とうもろこしのでん粉を酵素あるいは酸で分解して作られるものです。ぶどう糖と果糖の割合で『ぶどう糖果糖液糖』、『果糖ぶどう糖液糖』、『高果糖液糖』と呼ばれ、3種の液糖の総称をコーンシロップと呼んでいます。
果糖は果物にもありますが、その量ははるかに少なく、他に多くの栄養素が含まれています。
砂糖よりコストが安く、液体のため輸送や取り扱いが容易なため食品加工が簡便・安価にできるため、食品業界では甘味料として従来からあるサトウキビやサトウダイコン(甜菜)から取れる砂糖よりも多く使われています。
そのため、コーンシロップはソフトドリンクはじめ各種飲料、スナック菓子、ジャム、ケチャップなど広く使われています。
ソフトドリンクなどの摂取により、むし歯に大きく影響してくるため、成分表示に『砂糖』がなくても、『ぶどう糖果糖液糖』、『果糖ぶどう糖液糖』、『高果糖液糖』の表示がある場合は、砂糖と同様に飲み過ぎや食べ過ぎには注意しましょう。
副院長 梅津幹也
2020年07月27日 08:30