口臭と歯周病
口臭は歯周状態を知るための貴重な情報です。口臭は、ほとんどの原因物質(口臭成分)は口腔細菌が産生します。私たちが毎日摂取する食物などを舌や歯周ポケットにいる細菌が取り込みます。
そしてそれらを代謝・分解する際に細菌の排泄物として口臭成分が発生します。ほとんどの歯周病菌は口臭成分を産生し、特に歯周病菌に大きく関与しているP.gingivalisという細菌は強い口臭成分を大量に産生します。
また、口臭成分は歯周炎をさらに悪化します。
強い口臭は歯周病菌が大量に口腔内に生息し、細菌の新陳代謝がさかんに行われていることを示しています。
当院ではオーラルクロマという口臭成分を検査する装置を導入しており、無料で検査しています。
副院長 梅津幹也
2020年07月03日 08:30