唾液量を増やすには?
口腔乾燥の治療として、治療方法は原因により異なります。そのため、自分の口腔乾燥の原因が何なのかを明確にすることが治療の第一歩となります。日常生活に支障をきたすほどの状態であれば、早めに口腔外科や歯科、ドライマウス外来を受診し、適切な治療が必要なこともあります。その後は原因に応じて、婦人科や循環器内科、眼科など、他の医科との連携のもと治療が進められます。
ここでは日頃から行える口腔乾燥の予防法をご紹介します。
・こまめな水分補給
唾液の大半は水分です。つまり、水分不足に陥ると唾液が生成されませんので、こまめな水分補給を心掛けることが大切です。
・キシリトールガムを噛む
ガムを噛んで唾液腺を刺激することは、唾液の分泌促進につながります。なお、ガムはキシリトール配合のものを選ぶようにし、虫歯予防にも配慮しましょう。
・唾液腺マッサージ
唾液を生成している唾液腺をマッサージし。直接刺激することで唾液の分泌が促されます。
・鼻呼吸を意識する
口呼吸の原因はさまざまですが、普段から意識して鼻呼吸を心掛けることも、口腔乾燥を防ぐ上で重要なことです。
副院長 梅津幹也
2020年07月11日 08:30