むし歯のできる仕組み
歯の表面についたプラーク(汚れ)の中のむし歯菌は、砂糖などの炭水化物を分解して酸を作ります。その酸によってプラークの中、つまり歯の表面は酸性になり、カルシウムが溶け出します。これを『脱灰』といいます。
酸は唾液の作用によりち中和され、再びカルシウムが歯の表面に戻ります。これを『再石灰化』といいます。
歯の表面では常にこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。
頻繁に砂糖などを摂り続けていると脱灰が進み、再石灰化が追いつかなくなり、歯の表面に穴が開いてむし歯ができます。
むし歯菌がいればすぐにむし歯になる訳ではなく、むし歯菌のエサとなる砂糖や炭水化物があり、時間が経過することで初めてむし歯ができます。
つまり、むし歯は生活習慣が大きく関与していると言うことができます。
副院長 梅津幹也
2020年07月13日 08:30