天然のマスク②
湿度が高くなるとウイルスの生存率は低下します。乾燥した空気を吸ったとしても、鼻や喉で湿度は80~85%、肺でほぼ100%になります。
しかし、口が開いていると乾燥した空気が直接喉の奥まで入ります。寝ている時は唾液がでていないので口や喉は乾燥しています。それによりウイルスが増殖しやすくなり、粘膜からウイルスが入りやすくなります。
(昼は唾液がでているので乾燥せず、ウイルスが増殖できない、飲み込むため胃に入ったウイルスは胃酸で殺菌される)
風邪やインフルエンザに気がつくのは、約半分が起床時という報告があるのも上記のことが原因なのです。
このようなことからも、鼻での呼吸が大事であり、鼻呼吸が天然のマスクと言えるでしょう
夜間の乾燥を防ぐには、口にテープを貼る、濡れマスクの使用、夜間に起きたときに少量のお茶を飲むなどがあります。
副院長 梅津幹也
2020年08月08日 08:30