脱メタボ!みやぎ!健康3.15.0(サイコー)宣言③
前回の続きです。情報が多いので、最低限赤文字、青文字の部分だけ読んでください。第2章 成人歯科検診時に活用できる知識
つまり検診の結果からどういうことがわかっているのか?ということです。
・80歳で20本の歯を持つ8020達成者は5人に1人になってる。20本以上の歯を持つと食生活に不自由ないと考えると、50歳を過ぎる頃からお口に問題のある方が増えてくる
・歯が抜ける原因:各年齢でむし歯が多いですが、50代から70代にかけては歯周炎で抜ける歯が増加する。
・歯垢(汚れ)にはつまようじの先の量(1mg)には1~2億匹の細菌が住んでいる。
これは大腸の内容物と同じくらいの菌の濃度
・歯周炎のリスクはタバコ、糖尿病が高い
・第1大臼歯(前から6番目の歯)はこの歯がなくなるだけで噛む効率が1/3になると言われている
・奥歯を失うと、その手前の歯に負担がかかりその歯が失われます。つまり、順次後ろから壊れていく
・歯が20本以下になると、食べられるものの種類が限られてくる、特に繊維性の野菜類や果物が不足し、調理に工夫が必要となる。さらに栄養不良に陥りやすい。
・歯が20本以下だと脚力も弱くなる。バランス能力も低くなる→骨折などの怪我の原因になる
・歯周炎は肺炎、心内膜炎、糖尿病、動脈疾患、低体重時出産に影響する
・大脳の感覚を司る感覚野の口の感覚に関わる部分は全体の1/3を占める。運動に関わる運動野でも1/3を占める。
つまり口の感覚、運動は大きな脳への刺激になる
副院長 梅津幹也
2020年12月11日 08:30