インプラントにはメンテナンスが必須です
メンテナンスとは、患者さん自身による適切なセルフケアと歯科医院への定期検診です。十分なメンテナンスにより、インプラントが健康な状態で長期的に維持される事がわかっています。
逆に、メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)など様々な問題が生じ、治療が失敗してしまう可能性が高くなることもわかっています。
インプラント治療は高額のため、「一生もちますか」という質問が多いです。
天然の歯と同じで、適切なメンテナンスを行わなければ、インプラントは長持ちしません。 また、メンテナンスにより、口の中を清潔な状態に保つことは、インプラントはもちろん、残っている歯の寿命を伸ばすことにつながります。
ヨーロッパの研究では、大多数の人は、歯ブラシによる清掃だけではプラーク(汚れ)全体の50%しか除去できなかった、と報告されています。
このように、自分のみでの清掃では限界があるため、歯科医院での定期検診・クリーニングが必要になります。
<トラブルが起きる前の予防が大切>
トラブルが起こらないよう予防する事が非常に大切です。
インプラントはむし歯になりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」になる事があります。インプラント周囲炎の初期の段階で治療すれば健康を取り戻せますが、進行すると手遅れになる事もあります。
副院長 梅津幹也
参考:ストローマン社 ホームページ
2021年02月04日 08:30