歯ぐきに潜んでいる細菌は人によって違う?
細菌の病原性をあげる要因の中に、悪玉歯周病菌の存在がありました。歯周病菌には極悪菌とちょい悪菌がいるため、どんな細菌がいるかで歯周病が悪化しやすい人もいれば、それほどでもない人がいます。
これが、歯周病のかかりやすさの一つの原因となっているのです。
歯周病の治療を行わない場合、歯周病が急速に進行するのは10%、緩やかに進行するのが80%、ほぼ進行しないのは10%という、研究もあります。
潜んでいる細菌の種類は指紋のように十人十色で個人差があります。
これは生まれたときから今までの、長い経過により定着したものなので簡単に変えるのは難しいのです。
つまり、歯周病の悪化しやすい人は極悪菌が多い可能性があるため、通常の場合よりも頻繁に歯科医院でのメインテナンスが必要となってきます。
副院長 梅津幹也
2021年04月15日 08:30