汐見台歯科医院(公式サイト)

宮城県七ヶ浜町で約40年。歯周病治療と感染予防の充実、患者様に寄り添う歯科医院。

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受動喫煙

前回のとおり、喫煙は歯周病の危険因子ですが、喫煙者といることも危険因子になります。

受動喫煙は喫煙が吐き出した煙や副流煙(タバコの先からでる煙)を吸い込むことで発生します。

受動喫煙でもタバコの有害物質は体内に入っていき、タバコによる健康被害を受けるので非喫煙者の健康被害を防ぐために、最近は建物内禁煙や敷地内禁煙などが社会的な流れとなっています。


受動喫煙により歯周病のリスクが非喫煙者と比べて2.9倍になるという研究もあります。

副院長 梅津幹也
2020年06月30日 08:30

喫煙は歯周病の大きなリスク

喫煙の歯周病への影響は主に①かかりやすい②気がつきにくい③治りにくいの3つです。

免疫機能が低下・ニコチンにより血管収縮することで、歯周病の自覚症状が出にくいのに加え、治癒が悪いことが原因と言われています。

そのため気づいたら重度の歯周病になって、抜歯になってしまったといこともあります。

喫煙者は喫煙していない人に比べて2.7倍歯周病になりやすく、歯の喪失は10年早まると言われています。

副院長 梅津幹也
2020年06月29日 08:30

歯石を除去しないと汚れがつきやすくなる

前回に書いたとおり、歯石は細菌の死がいからできているため、それ自体はあまり問題になることはありません。

ただし、歯石はプラーク(汚れ)の量を増やす働きをしています

歯石ができるとその周りには大量のプラークがくっついていることになります。

歯石の周りのプラークが歯ぐきを攻撃するために、歯ぐきに赤みが生じたり腫れが出てトラブルの元になります。

このような理由から歯石を除去することは大切です。

副院長 梅津幹也
 
2020年06月27日 08:30

歯石って何?

歯石は約80%が無機質、残りの約20%が有機質と水からできています。有機質の成分はほとんどが細菌の死がいです。

つまりプラーク(汚れ)中の細菌がなければ歯石は形成されません。

歯石ができる最初のステップは、プラーク中の細菌が歯とくっつくことです。歯にくっついた細菌は2週間くらいのうちに死んで石灰化(固まってしまう)します。

石灰化した細菌どうしがくっついて、歯石のコア(芯)になります。そのコアにまた別の細菌がくっついて、歯石は少しづつ大きくなっていくのです。

つまり、プラークだけでなく歯石を作らせないためにも、ブラッシングなどの清掃が大切です。

副院長 梅津幹也
2020年06月26日 08:30

メインテナンスは必要?

歯周病の症状が治まっても、歯ぐきが下がっていたり、骨が失われてしまったことで歯ブラシによる清掃が難しくなった部位は残っています。

歯周病菌はそんな部位にバイオフィルムを蓄積させて成熟させようとしています。次の戦いにむけて砦を築いているのと同じです。

成熟化しているバイオフィルムを歯科医院にて定期的にすべて除去します。つまり砦が完成しないうちに壊してしまいましょう。

そうすることで歯周病が進行していかないようにすることが重要になってきます。

メインテナンスの間隔は患者様のお口の中の状態によって異なります。多くは3〜6ヶ月に1回、場合によっては1ヶ月ごとのこともあります。

副院長 梅津幹也
2020年06月25日 08:30

抗生物質やマウスリンスの歯周病に対する効果

歯周病の原因であるバイオフィルムは強固なため。抗生物質を投与しても、投与期間が終わると再び歯周病菌が増え、バイオフィルムは抗生物質前の状態に戻ってしまいます。

マウスリンスや含嗽材の効果には限界があります。これらはバイオフィルムの一部にしか効果はありません。

しかし、唾液中の細菌には50-90%の菌を殺す力があると言われています。浮遊細菌は30分-2時間で2倍に増殖するので。2時間もしないうちに元の菌量に戻ってしまいます。

なのでマウスリンスや含嗽材はあくまでも補助的なものです。


現代の科学では、物理的にバイオフィルムを剥がし落とす以外に歯周病を制する方法はありませんので、歯科医院での治療・メンテナンスが重要になってきます

副院長 梅津幹也
2020年06月23日 08:30

プラーク・バイオフィルムとは?

プラークは細菌の塊です。プラーク1g中に細菌数は約1000億!このプラーク中に虫歯や歯周病菌の原因となる菌がひしめいているのです。
 プラークの話をするときによく出てくる言葉にバイオフィルムがあります。

バイオフィルムとは細菌どうしが集まってスクラムを組んだ状態で、ぬるぬるした幕に覆われているもののことです。身近な例としては、台所の排水溝にみられる『ぬめり』があげられます。プラークもバイオフィルムの一種です。

バイオフィルムは厚さと密度が増加し、外からの攻撃に対してより強固になり内部の細菌の環境が変化します。つまり、プラークを放置しておくと歯周病やむし歯の原因になります。

副院長 梅津幹也

プラーク
2020年06月22日 08:30

なぜ歯科医院での掃除が必要なのか?

プラークや歯石(お口の中の汚れ)は、目に見える部分ではなく、外からみえないポケット(歯ぐきの溝)の奥深くにもくっついていることがあります(特に歯周病の方は)。

この部分は歯ブラシが届きにくいため
ブラッシングだけではいつまでも炎症が治まらず、歯周病も治りません

そこでプラークや歯石を歯科医院で除去する必要があります。ただし、歯科医院で除去したからそれで終わりというわけではなく、
その後も毎日しっかりとブラッシングすることが大切です。

副院長 梅津幹也
 
2020年06月20日 08:30

歯周病が進行すると骨がなくなっていきます

 人の口の中には多くの細菌がいます。歯磨きがうまくいっていないところには細菌が集まってきて細菌の固まりができます。
これが歯垢あるいはプラークといわれているものです。歯と歯ぐきとの境目の部分に長い間くっついていると、歯周病菌といわれるものが増えてきます。
それらの菌は毒素を出して体の組織内に入り込もうとします。

人間の体は内部に外敵が入りもうとした場合、白血球をはじめとした『防衛軍』をその場所に動員します、そこで体と細菌が戦うわけです。この状態が炎症といわれるもので、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなります。
→この段階が歯肉炎です。

『防衛軍』がなんとか細菌の侵入を食い止めていても細菌が増えれば体の方はだんだん不利になって後退していきます。結果、歯周ポケットができてしまうのです。
ポケットができると細菌はさらに暴れるようになり炎症はより深いところまで進んでいき、やがてはを支えている骨などの部分まに近づきます。すると骨は歯を支える骨は炎症から逃げようとして吸収されていきます。
→この段階が歯周炎です。

この状態で放置するとさらに炎症は拡大し、やがては歯の根元まで進行し、最終的には歯が抜けてしますのです。
 
当院では歯の汚れを顕微鏡で見ることによって、歯周病菌の有無を調べ治療を進めていきます。

副院長 梅津幹也
2020年06月19日 08:30

歯周病は全身とつながっています!

現在歯周病との関連が指摘されているものは
・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞
・糖尿病
・腎疾患
・誤嚥性肺炎
・妊娠性歯肉炎・低体重児早産
・関節リウマチ
また大腸癌とも関連しているともいわれています。

 さらに、最近では新型コロナウイルスが毎日ニュース・新聞で報道されていますが、歯の汚れが残り、むし歯・歯周病が治っていないといった状態を放置していると口の中の衛生状態が悪化します。
 すると、口腔内の細菌の数が増え、免疫力が低下し最近による炎症を併発する結果としてウイルス性肺炎が重症化する傾向があります。
歯科医院で徹底した口腔ケアをすることで口の中の状態をしっかりとチェックし、行き届いていないところをケアすることで、様々な疾患を重症化させないようにしていきましょう。
2020年06月18日 08:30

汐見台歯科医院

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