汐見台歯科医院(公式サイト)

宮城県七ヶ浜町で約40年。歯周病治療と感染予防の充実、患者様に寄り添う歯科医院。

HOME ≫ ブログページ ≫

ブログページ

上下の歯を接触させる癖⑤

日中のかみしめがあると歯周病が進行しやすいという研究が岡山大学から発表されました。

それによると日中のかみしめがあると、ない場合よりも4.9倍歯周病が進行しやすいことがわかりました。
(*20%以上の筋肉の活動が1時間に約1分以上観察される場合を『かみしめがある』としています。)

以前から過度な力は歯を支える歯ぐきや骨に悪影響を及ぼすことは知られていました。ただし、この過度な力は主に夜間の歯ぎしりや食いしばりが原因と考えられていました。

しかし、今回の研究により、日中のかみしめにも注意する必要がありそうです

副院長 梅津幹也
 
2021年05月27日 08:30

上下の歯を接触させてしまう癖④

これまでは日中の上下を接触させる癖(TCH)について書いてきました。

それでも様々な深い症状が改善しないときには就寝時の歯ぎしりや食いしばりが影響している可能性があります。

TCHは日中のことなので、意識をすることで改善できますが、就寝時は意識的に改善することはかなり難しいです

その場合は就寝時の歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減するためにマウスピースを作ります。

これにより、症状が改善するかどうか経過をみていきます。

副院長 梅津幹也
2021年05月20日 08:30

上下の歯を接触させてしまう癖③

上下の歯を接触させてしまう原因の一つに、姿勢があります。

安静時(テレビをみている時など)に頭の位置が前後に動いてしまっている場合、バランスを取るために下アゴを動かし、上下の歯が接触させてしまいます。

*例えば、携帯電話をみている時に頭が下を向くと、上下の歯が接触しやすくなります。

これにより、前回に書いたような不快症状につながるような上下の歯を接触させる時間が長くなってしまう可能性があります。

テレビや携帯電話、パソコンなど、長時間同じ姿勢をするような時は気をつけるようにしましょう。

副院長 梅津幹也
2021年05月17日 08:30

上下の歯を接触させてしまう癖②

上下に歯を接触させてしまう癖(TCH)に関しては前回説明しました。
今回はその影響について説明していきます。

TCHは様々な全身不快症状を引き起こします。

①TCHにより口を閉じる筋肉が働きっぱなしになり、筋肉疲労が起こる
例)頭痛、肩こり、腰痛、顎の痛みなど

②TCHにより頭の周りの筋肉が目、耳の領域を支配する神経を圧迫し、神経疲労が起こる
例)耳鳴り、めまい、首の痛みなど

これらは癖によるものなので、改善するには上下の歯を離す習慣づけを毎日繰り返すことが必要です。

 
2021年05月13日 08:30

上下の歯を接触させてしまう癖①

人は普段、上の歯と下の歯は接触していません。

歯が接触するのは会話をするときや食事、力仕事をする時だけです。

しかし、このような場合以外で上下の歯を無意識のうちに接触させてしまう癖をTCH(Tooth Contact Habit )、歯列接触癖といいます。

接触している時間は1日合わせて20分程度と言われており、その接触が長時間に及ぶと様々な影響がでてきます。

副院長 梅津幹也
2021年05月10日 08:30

歯ブラシを動かす力が強い?

歯ブラシをしている時どのくらい力が入っているか意識したことはあるでしょうか?

ほとんどの方は意識したことはないと思います。

磨き残しが多かったり、知覚過敏の症状がある方は力が強すぎる可能性があります。

歯ブラシの適正な力の強さは、ふつうのかたさの歯ブラシを使用している場合は毛先が少し曲がる程度で十分です。
半分以上曲がってしまう場合は力が強すぎます。


歯ブラシはほうきで掃くイメージが必要です。力が強すぎるとタワシでゴシゴシ掃除するイメージに近いです。
つまり、歯ブラシの毛先は上手く使えず、細かなところの掃除が難しいのです。

また、市販の歯磨き粉の多くには汚れを落とすために研磨剤が入っているため、力が強すぎる場合は歯が少しずつ削れていってしまう可能性があります。

一度鏡の前で前歯に歯ブラシを当ててみて力の加減を確認してみましょう!

副院長 梅津幹也
2021年04月26日 08:30

やっぱり大事なのはセルフケア

お口の健康を保つのは歯医者さんではなく、患者さんご自身です。

なぜなら、毎日歯医者に行ってメンテナンスするのは非現実的なので、ご自身での歯磨きがとても重要になってくるからです。
毎日の歯磨きで汚れをしっかり取り除き、歯周病菌の量を減らせれば、菌も悪さできません。

特に注意したいのは、1日に最低1回は歯ブラシやフロス、歯間ブラシを使って、時間をかけて歯磨きをして、しっかりと汚れを落としましょう。
*就寝中は菌が増殖しやすいため、就寝前がオススメです
*1日以上歯ブラシをしない場合、菌が増えるため歯ぐきに炎症が起きることが研究でわかっています。


副院長 梅津幹也
2021年04月22日 08:30

免疫が低い人は歯周病が進行しやすい

歯周病は細菌による感染症です。

免疫が歯周病菌を排除しようとして炎症反応が起こります。
この炎症により、腫れたり、出血したりしてきます。

免疫が弱いと、細菌を排除するのに時間がかかるため炎症が長引き、歯ぐきへのダメージも大きくなってしまいます。

免疫力は生まれつきの遺伝と年齢が影響しており、加齢によって免疫力kは低下します。
40代以降で免疫力の低下し、同時に歯周病も発症する場合が多いです。

つまり年齢とともに、歯周病菌が増えないように、歯磨きや歯科医院でのチェックが重要になってきます。

副院長 梅津幹也
2021年04月19日 08:30

歯ぐきに潜んでいる細菌は人によって違う?

細菌の病原性をあげる要因の中に、悪玉歯周病菌の存在がありました。

歯周病菌には極悪菌とちょい悪菌がいるため、どんな細菌がいるかで歯周病が悪化しやすい人もいれば、それほどでもない人がいます
これが、歯周病のかかりやすさの一つの原因となっているのです。

歯周病の治療を行わない場合、歯周病が急速に進行するのは10%、緩やかに進行するのが80%、ほぼ進行しないのは10%という、研究もあります。

潜んでいる細菌の種類は指紋のように十人十色で個人差があります。
これは生まれたときから今までの、長い経過により定着したものなので簡単に変えるのは難しいのです。

つまり、歯周病の悪化しやすい人は極悪菌が多い可能性があるため、通常の場合よりも頻繁に歯科医院でのメインテナンスが必要となってきます。

副院長 梅津幹也
2021年04月15日 08:30

歯周病のかかりやすさが人によって違う?②

前回書いたように、細菌の病原性と体の抵抗力のバランスが崩れることで、歯周病になりやすくなります。

細菌の病原性をあげる要因は
・歯肉からの出血
・磨き残しの蓄積
・タバコ
・口呼吸
・悪玉歯周病菌の存在

体の抵抗性を下げる要因は
・生まれつき免疫力が低い
・加齢
・口呼吸
・唾液量の低下
・生活習慣(タバコ、ストレス、不健康な生活、生活習慣病)

などがあります。

細菌の種類や遺伝は変えられませんが、菌の量と生活習慣は変えられます。

次回からは上記にある要因の詳細を説明していく予定です。

副院長 梅津幹也


 
2021年04月12日 08:30

汐見台歯科医院

〒985-0811
宮城県宮城郡七ヶ浜町
菖蒲田浜字林合55-1

TEL:022-357-5603

【診療受付時間】
08:30~11:00
14:30~18:00
土曜 PM13:30~16:00

【休診日】
水曜・日曜・祝日
※ 祝日のある週の水曜日は
診療しています。

予約優先

サイドメニュー

モバイルサイト

汐見台歯科医院(公式サイト)スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら