汐見台歯科医院(公式サイト)

宮城県七ヶ浜町で約40年。歯周病治療と感染予防の充実、患者様に寄り添う歯科医院。

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スポーツ飲料・野菜ジュースには甘味料がいっぱい

スポーツ飲料の糖分は、普通の炭酸飲料などに比べれば少ないとはいえ、500mlのペットボトルでスティックシュガー(8g入り)4本分です。
水代わりにガブガブ飲んで良いものではありません。

糖尿病の患者さんで血糖値がなかなか下がらないので、担当医が詳しく聞いたところ、スポーツ飲料には糖分は入ってないと思って安心して多飲していたといったこともあるそうです。

野菜ジュースも表示をよく読むと、大部分は果実。野菜ミックスジュースと書いてあります。糖分量がコーラ類や缶コーヒーなどと同等近く含まれている
ことがあり、注意が必要です。

また、『授乳・離乳の支援ガイド』には乳児期以降も果汁の摂取が栄養学的には意義が認められない(果汁が果物と同じ栄養があるわけではないという意味)と記述されています。

暑い時など水分補給が必要なときは水・麦茶が良いでしょう。
 (熱中症の場合や下痢の場合でもスポーツドリンクではなく、経口補水液が良いと言われています。このことに関しては、次回以降にお話します)

副院長 梅津幹也
2020年08月01日 08:30

果物なら健康に良い? 多量の摂取について

果物のう蝕に対する影響は、砂糖菓子でないから安心というわけではありません。果糖は砂糖よりも1.5倍甘いため過剰摂取しやすいのです。
前回お話したとおり、果糖は
①中性脂肪に変わり
②就寝直前の果物はむし歯を作ってしまいます。


①に関しては、中性脂肪に変換された時、それらを輸送するVLDLの合成が行われます。このVLDLは超悪玉コレステロールと言われ、動脈硬化の原因となります。

つまり、果糖の過剰摂取は肥満と動脈硬化の原因となるのです。

②に関しても、天然のものだから万能の食べ物と思われがちですが、むし歯に関して言えば砂糖菓子と同じように考える必要がありそうです。

副院長 梅津幹也
2020年07月31日 08:30

果物なら健康にいい?

果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維、そしてブドウ糖が含まれます。健康づくりにはおおいに食卓にあげるべきでしょう。

果物が健康に良いとされるのは、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルに負う部分であり、その一方で単糖類である、果糖を多く含んでいることを忘れてはいけません。

果糖は、ブドウ糖やでん粉と比較して中性脂肪に変わりやすく、体重増加を招きやすい糖質です。果物といえども摂取過剰に対する注意が必要です。

次回は果物の過剰摂取の影響についてお話していきます。

副院長 梅津幹也
2020年07月28日 08:30

コーンシロップを知っていますか?

コーンシロップは加工食品の甘味料として現在広く用いられており、とうもろこしのでん粉を酵素あるいは酸で分解して作られるものです。

ぶどう糖と果糖の割合で『ぶどう糖果糖液糖』、『果糖ぶどう糖液糖』、『高果糖液糖』と呼ばれ、3種の液糖の総称をコーンシロップと呼んでいます。
果糖は果物にもありますが、その量ははるかに少なく、他に多くの栄養素が含まれています。

砂糖よりコストが安く、液体のため輸送や取り扱いが容易なため食品加工が簡便・安価にできるため、食品業界では甘味料として従来からあるサトウキビやサトウダイコン(甜菜)から取れる砂糖よりも多く使われています。

そのため、コーンシロップはソフトドリンクはじめ各種飲料、スナック菓子、ジャム、ケチャップなど広く使われています。

ソフトドリンクなどの摂取により、むし歯に大きく影響してくるため、成分表示に『砂糖』がなくても、『ぶどう糖果糖液糖』、『果糖ぶどう糖液糖』、『高果糖液糖』の表示がある場合は、砂糖と同様に飲み過ぎや食べ過ぎには注意しましょう。

副院長 梅津幹也
2020年07月27日 08:30

キシリトール

キシリトールにはむし歯の予防に適した次のような特徴があります。

①野菜や果物など自然界に分布する天然のものであり、砂糖と同等の甘味を持っている

②甘味により唾液の分泌を刺激し、むし歯の発生を防止する

③口腔細菌によって代謝されず、酸が産生されない。ただし、腸内細菌も代謝できないため、概ね体重1kgあたり、1g程度の摂取でお腹がゆるくなる場合がある

④インシュリン非依存性に代謝されるので血糖値に影響しない。糖尿病の患者も安心して摂取できる。ただし、カロリーは砂糖とほぼ変わらない

⑤むし歯菌の糖質代謝を阻害するため、むし歯菌が働けなくなる

⑥FAO/WHO(共同食品規格委員会)より最も高い安全性が与えられている

このようにキシリトールは、むし歯予防にとって好都合な素晴らしい甘味料です。

ただし、砂糖と同じ甘味があるため、乳幼児に積極的に摂取させるのは、砂糖を食べるのと同じ味覚習慣をつけてしまう恐れがあるため、考える必要があります。

副院長 梅津幹也
2020年07月25日 08:30

砂糖と代用糖との上手な付き合い方

砂糖はむし歯を誘発する食品です。また、前回にもあったように、糖尿病や肥満などの生活習慣病のリスク因子でもあります。

しかし、砂糖を控えるように指導しても限界があり、効果がでにくいこともあります。

毎日の食生活のなかですべての砂糖を代用糖に置き換えるのではなく、要所で代用糖を上手に利用することがポイントになってきます。

代用糖とは砂糖を制限したい人のために、砂糖の代わりとして開発された甘味料です。代用糖は大きく分けると、単糖類、オリゴ糖、糖アルコールの3つに分かれます。

この中でむし歯の原因にならないものは糖アルコールやオリゴ糖に分類される糖類です。
(糖アルコールとしては、キシリトール、ソルビトールやマルチトールがあります)

特にキシリトールはTV、CMなどにより国民に広く浸透しています。次回はキシリトールに関して説明していきます。

副院長 梅津幹也
2020年07月21日 08:30

WHOの砂糖摂取の勧告

砂糖の摂取がむし歯に影響することは以前にお話してます。

また世界的にも肥満や2型糖尿病が増えており、その現状を打開するために
WHOは成人も子どもも、果物、野菜、牛乳由来の糖分を除いて、1日の糖分摂取を総摂取エネルギー量の10%未満に減らすように勧告しています。さらに5%未満にしたり、1日あたり約25グラム(ティースプーン6杯)に抑えると、さらに健康によいこと、砂糖含有の飲食物に消費は3回の食事を含めて1日に4回までに制限することを推奨しています。

成人の一般的な1日の消費カロリーは、男性で約2500kcal、女性で約2000kcalと言われています。個人差はありますが、平均して2000kcalだとすると、その10%の砂糖量は50gとなり。半分を3度の食事で摂取すると、嗜好品としての限度量は25gとなります。

この量は甘いものが大好きな人には『それしかダメなの?』という量です。今は多くの嗜好品が1パッケージ、1缶にこれ以上の砂糖が含まれることが多く、賢い食品選択と食べるにしても全部食べきらないなど食べ方の知恵が必要になります。

副院長 梅津幹也
2020年07月20日 08:30

むし歯のリスクは人により異なる

むし歯のなりやすさを、私たちは『う蝕リスク』と呼んでいます。

リスクが低ければ、基本的な予防法で良いのですが、リスクが高い人は、他の人よりも予防に力を入れなくてはなりません。

しかし、リスクの高い人にすべて同じような方法を行えば良いとい訳でもありません。

リスクを高めている要因は人によって異なりますので、それぞれの人に合わせたアプローチが必要です。

例えば、砂糖のたくさん入っものをたくさん食べることが原因の人もいれば、スポーツドリンクなどの飲料を頻回に摂取したことが原因の人もいるため、
対処方法がそれぞれで違ってきます。


副院長 梅津幹也
2020年07月18日 08:30

ミラクルデンチャーの紹介

ミラクルデンチャーとはどういうものなのか?
下記URLより動画がみれます。

https://youtu.be/7-ffLVzDbwQ
2020年07月18日 08:30

フッ素を効果的に使う

ブラッシング(歯磨き)をする際は再石灰化を促進させるためにフッ化物入り歯磨剤を使いましょう。

磨き方としてはイエテボリ法がおすすめです。(NHK ためしてガッテンでも紹介されました)

①フッ化物入り歯磨剤を2cmつける(3~5才では5mm、6~14才では1cm、15才以上では2cmが目安)
②口腔内全体に広がるように2分間ブラッシング
③泡を吐き出さずに10ccほどの水を口に含む(手のひらですくったくらい)
④30秒間、泡と水を口の中で混ぜ合わせ、歯と歯の間を行き来させるようにしてから吐き出す
うがいはせず、2時間は飲食しない。就寝前のブラッシングの場合はそのまま就寝する

寝ているときは唾液の分泌量が減りますので特に寝る前のブラッシングは重要です。

副院長 梅津幹也
2020年07月17日 08:30

汐見台歯科医院

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